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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

今日はひなまつりですね

 
 子供の頃からひな祭りの日は、優しくてほんのりとした色合いの感じがしていました。
祖母から贈られたひな壇を毎年きちんと飾っていたのに、大人になって来ると忙しさに押し潰されそうになり、ゆっくり飾ることも出来なくなりました。
「お雛様は毎年飾ってあげないと泣いてしまう」と子供の頃から言われていましたので、「可哀そうだな」と思っていましたが、暫くしまったままなのできっと大泣きしているのではないかと思います。
とにかく出して飾って、ご供養を始める事にします。
 よく「お人形は怖い」という方がいらっしゃいます。
お人形の供養は大変だと聞いたことが有りますが、人の形ををしているから、人の念も入り易いという事でしょうか。
子供の頃どこに行くのも一緒だったのに、大きくなって行くにつれて、多くの人形はそれほど大切にされなくなります。
何となく小さなころから側にいるので、捨てる事も出来なくなってしまいます、
 物の中に人の想いが入る事は、私はあるのではないかと思います。
お人形が可愛く思える時は、それを抱きしめている子供の想いがお人形に反映して、お人形も生きているのだと思います。
その様なことから、「お雛様を出さないでいると、お雛様たちは泣きますよ」と子供たちに伝える事は、並べたり片付けたりの労作から女の子の成長過程で、人への優しさをも学ぶためには有効だったと覆います。
 ずっと昔のことです。
私はバービー人形が好きで、ある日新しい洋服を買って来て着せ替えてあげました。
その晩夢の中で、新しい洋服を着たバービー人形が私に一生懸命布団を掛けようとしていました。
本当の人間のように、首周りに冷気が入らない様に、手で布団を押していたのです。
私は突然目が覚めて、新しい洋服を着て枕元に居るバービーを見ました。
よく見ると布団がずり落ちて、上半身に布団がかかっていませんでした。
寒い部屋で、そのままであったら風邪をひいたに違いありません。
有難く思って、バービーに頬ずりしたのを覚えています。
人形と人との心の交流は、有るのかも知れません。
人形に限らず、一般的な「物」に対しても、大切にしているとその心から導かれて、良い運や心温まるような人に逢ったりすることが有るかも知れません。
 人間同士の関係も、このような事なのかもしれません。
「出逢った頃と変わってしまいました」と配偶者に対しての感想を、述べられる方もいらっしゃるようですが、もしかすると変わってしまったのは自分でもあるかも知れません。
長い時の中で、相手も自分も労作や想いが変化して来て、対する態度も変わってきているのだと思いますが、如何でしょう。
今日はお雛様を心に描いて、出逢った頃の幸せに満ちた心を思い出して、そこから学びながら、新たな幸せを創りだして行かれますように、お祈り致しております。
 画像は陶器のお雛様です。
今日のフィーリングは、Alan アランさんの「BALLAD バラッド」、Foreigner フォーリナーの「Waiting For A Girl Like You ウエイティング フォー ア ガール ライク ユー」、
Salena Jones サリナ ジョーンズさんの「おいしい水」かな