続 自分や家族の幸福を祈るなら 自分の力も出しましょう
私たち人間はこの世を生きる時、現実の社会が広げている世界で、実質の手触りの有る毎日を過ごしていると思っています。
人間の常識的な社会通念、つまり学問や論文にしっかりと裏打ちされた結果を、数字や論文に書かれている文章の流れから感じ取り、頭の中では潜在的に整理されてあると思います。
ところが心の問題では、常にそれが間違いのない選択とは、言いきれないことが有ります。
人それぞれに育ってきた環境も、それによって考え方も違います。
ただ多くの方々がどのようにその事象を捉えるかは、常識的な判断に委ねる(ゆだねる)事にはなるのでしょうが、毎日生活している中で、同じ様に一生懸命努力したと感じながら生きたとしても、人それぞれの結果が大きく変わって来ることはよくある事で、誰にもその本当に正確な説明は、出来ないかも知れません。
そんな時にこの世の学問や常識に裏打ちされた、いわゆる「表側の流れに関係なく存在しているような方々」の意見を、聞きたくなる方もいらっしゃるかと思います。
多くの方々が霊媒や占い師や宗教関係の方々の扉を開く時、そういった方々を特別に感じることも多いかと思います。
確かにある日突然、何かの啓示を受けたり予言なさる方もいらっしゃるので、超自然的な存在のように思われ、頼りたくなることはあるのだと思います。
しかしながら例えば「特別な何か」を持っているとしても、この世に生まれた「人間」である事は間違いありません。
先祖も両親も有り、また子供もいらっしゃるかも知れません。
誰かの子孫であり、誰かの子供であり誰かの親である事は間違いありません。
それでも中には、キリストの様な、あるいは真理を掴んでいるような、「特別のうちの特別な存在」である方もいらっしゃるかと思いますが、多くの場合は自分の家族はとても大切です。
苦しめたくないし無くしたくありません。
ところがこの仕事は、人が受ける苦しみの原因の根幹に触れる事が多く、その中には「自分が持っている、それを抑え込める力」以上の「魔」や「呪い」が潜んでいることが有ります。
そして本当に恐ろしいものは、実はすぐには出てこない事が多いのです。
何年も拝んでいてやっとでも出てくれば、それに対処する方法は見つかりますが、まれに長い年月を費やしても姿を現さず、拝むことを依頼した家と拝んでくれる家を傾かせ、滅ぼして行くものもあります。
人と関わったために滅ぼされてゆくことも有るようで、この仕事は「滅ぼそうとする力と、滅ぼそうとする相手を抑え込もうとする力がぶつかり合う、果し合い」にも似ているかも知れません。
その様なことから、悩みぬいた苦しみを持って霊媒師などを訪れる方々は、自分でも何らかの力を発揮してほしいと思っています。
自分でもお経を覚えたり写経したり、お墓参りや、自分の心を強くたくましくして行ける様な本を読んだりすることも、大切だと思います。
問題点の多くは、先祖の犯したことから起因する「恨み」を持ったその家への「呪い」や、潰してしまった井戸やお宮の「怒り」のように思われます。
この様な場合でも、自分でお経を覚えたり写経したり、仏壇に供物をあげたりすることは有効だと思われます。
そしてさらに大切なことは、人に対しての思いやりを持てるかどうかです。
苦しみの多くが先祖からの流れであるとすれば、今現在を生きる私たちが、正しく心優しく生きようとしなければ、また自分の子孫に、その不徳の類が及ぶかもしれないと考えるべきではないでしょうか。
画像は家の薔薇です。
この花は初めはオレンジで、次はピンクになり、最期は白くなります。
不思議ですね。
今日のフィーリングは、黒住憲五(くろずみけんご)氏の「Juggler ジャグラー」、小田和正氏の「たしかなこと」、Peter Gabriel ピーター・ガブリエル氏の「Sky Blue (Live)スカイ・ブルー(ライブ)」かな