祈りと感謝を込めて 花火を味わって下さい
夏は特に、花火が味わい深いものと感じられます。
花火が広がる時の音やその打上げの熱気に、何か気分も上がって来て、お盆の前後に花火大会が多く開催されるのも、それが丁度良い時期のように思えます。
お盆は仏さまが、陰宅から陽宅に帰っていらっしゃるときです。
自分の身近に、実はたくさんの先祖がいらっしゃる訳ですが、チャンネルとでも申しましょうか、そのようなものとチューニングが合わないときは(それが普通ですが)、その方々を肉眼で見る事はないでしょう。
それでも皆食事の時は、そばに来ていることが多いのです。
それで一つ提案させて頂きますが、自分の隣にお皿を置いて、自分が食べているものをほんのわずかでも分けてあげたら良いかなと思います。
片付ける時は、塩をかけてごみ入れに入れます。(食さない方がいいと思います)
一人の人間には、先祖や味方してくれる方々ばかりが側にいるとは言えませんが、例え敵の様な御霊でも、食べ物を分けてくれることが続いたなら、心も変化するのではないでしょうか。
せめてお盆やお彼岸の時だけでも、飲み物と少しでも取り置いた食べ物で、先祖と今を共有することが有っても良いでしょう。
本当にその人が危険にさらされているとき、良い事を教えて下さるかも知れません。
花火の話に戻りますが、空に上がった光は、私たちが楽しむだけではなく、亡くなった方々にもお伝えしたいですね。
亡くなった方々を、人は「お星さまになった」という事が有りますが、それは空にいらっしゃるという事です。
輝いた星のどれかが、亡くなって逝った方々の想いを、私たちに伝えているという事です。
花火師は時を掛け、研究を重ねて人々の心の中に、美しい思い出を残したいと思っていらっしゃることでしょう。
そういった想いを受けて、観る側の私たちもこの季節、先に旅立った御霊の方々に想いを馳せながら、御霊の安寧を祈り感謝を捧げ、また花火を創り出して下さる花火師の方々の、安全を祈る事にしては如何かと思います。
画像は青森県八甲田山 田代平(たしろたいら)の「又兵衛の茶屋」さんの中にあった、青森県五所川原の立佞武多(たちねぶた)置物です。
母はここで「とろろそば」、私は「ホタテカレー」を頂きまして、楽しい時を過ごさせて頂きました。
今日のフィーリングは、谷村新司氏の「昴 (すばる)」、佐藤直紀氏の「最後の戦い」、東儀秀樹氏の「夜明け~ふるさと」かな