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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

社会の成熟を待ちたいです


 女性同士の初めての出会いには、多くの場合特別な「間合い」がある様に感じられます。
その人がどんな人なのかを判断するのには、直感的に「好き嫌い」が生じる事も有るかと思います。
誰でも嫌な思いをしたくはないし負けたくもないと考えて、色々な感情が相まって、初めての出会いは不安な気持ちが生じる事も多いでしょう。
その中でも、相手が自分にものを教える人であったなら、もっと複雑なものになるかも知れません。
 ひと昔前までは、女性が社会に進出するとき必ずと言っていいほど、何らかの困難に当たるようでした。
男性が主流の職種では特に,女性がその場で活躍するのも難しい様に、環境整備も無かったかも知れません。
今はそれよりずっと改善されて来た筈ですが、それでも世界的に見て、女性の社会進出は日本に於いて、世界の先進国のレベルには至っていないようです。
よく「めんどりが時を告げると国が亡びる」という言葉が有りますが、女性が職種に深く入り込み、研鑽を積んでいる間に婚期を逃したり、子を産まなかったりして行くと、その国は人口も減り生産的な未来も途絶えるという事なのかもしれません。
今の時代共働きは当たり前ですので、男も女も苦労してその職種の勉強をしたり労働をしたりするため、家事を分担することも普通でしょう。
こうなると子供を産んで育てるための、社会の整備が不可欠でしょう。
その整備が整うと、人々には選択肢が増えて行きます。
 日本の社会に於いては、昔からの思想はまだ人の心に在るような気がします。
ものを教えたり、高い地位についている女性に対して、風当たりも以前よりは弱くなったとしても、依然として何かの違和感は残っているようです。
何故なら例えば自分にものを教える様な立場の女性に対して、何処か対抗心の様なものを持つ方々も少なからずいるように感じます。
その対抗心の様な感情の中にあるものは、女が社会で高い能力を持って生き抜くことを、完全に認めていない心から始まっている様に思えてなりません。
 色々な分野で女性がリーダーシップをとる時、人の心の何処かに反感や対抗心を抱く場面もあるかも知れません。
それは女や男を越えた一個の人間として、その人を認めるに至っていないという事なのかもしれません。
もしその人が女性であっても、そういった能力を持つに至る努力をした人という、一個の人間として捉える事は不可能でしょうか。
そしてそういう能力を持つ女性を認めて敬う事は、不可能なのでしょうか。
女性同士の出会いに、例えば微妙な間合いが有るにしても、心を整えて行きその葛藤の壁を越えてしまう時、相手に対する深い敬いと信頼がそこに生まれる筈です。
また、例えば男性と女性が片付け物を一緒にするとき、女性二人がやっと持ち上げるものを、男性一人が軽々持ち上げるのは「驚き」の一言です。
この世で男女の立場を越えて、その能力を持つに至ったことを敬い信頼していくことは、世界の成熟した社会を持つ国の人々と付き合っていく上でも、大切なことかも知れません。
 画像は夕暮れの空です。

 今日のフィーリングは、Blue Oyster Cult ブルー・オイスター・カルトの「死神 (Don’t Fear) The Reaper ドント・フィアー・ザ・リーパー」、Kiroro キロロ の「生きてこそ」、東儀秀樹氏の「アヴェ・マリア」かな