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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

龍は観音さまが大好きです


 龍は昔から中国の方々にとっては、最も縁起が良い干支とされてきたようで、日本でも龍には何かしらのパワーがあると、感じる方々も多いと思います。
人の名前にも龍が多く使用されているのも、親御さんが自分の大切な子供に「強くあれ、幸運であれ」という願いを込めて、名前にその文字を使われるかと思います。
私は「日本むかし話」のテーマソング、「ぼうや~ ♪ 良い子だ ♪ ねんねしな~ ♪」という歌と共に、ゆったり飛んでいく緑の龍が大好きでした。
時折湿原や広い湖、大海原(おおうなばら)や蓮華の咲く大きな池などに、そんな姿を見ることが有り、それによっていつも心が癒されています。
そんな時はきっと龍も心が穏やかで、幸せな気持ちなのでしょう。
 しかしながらこの世は、そういったなだらかな場面ばかりではなく、なかなか理解してもらえなかったり、人に批判されるようなこともあり、感情がささくれ立ってしまうことが有ります。
神の世界、天上界も同じだと思います。
私たち人間の、なにかしらの不備で、神々が怒り狂ってしまうことも有るかと思います。
かつてそういった怒りをかぶってしまい、とんでもない目にあっていらっしゃる方々を、目にすることも有りました。
龍を求め、それに従いたいと願う方々もいらっしゃると思います。
それは「力」が欲しかったり、「良き運」を手に入れたいと願う心としては、よく理解できます。
それは「龍の氣」を手に入れたいという事なのでしょう。
 しかしながら、龍は天上の生き物として力強いでしょうが、それぞれの龍は様々な「魂のステージ」を持っています。
「龍のパワー」だけに焦点をあてて憧れる時、自分の持つ魂のステージに見合った「龍の氣」を手に入れてしまうことがあります。
人は皆、完璧な存在ではなく、どこかに不備を抱えて、悩みながら生きているのが本当のところでしょう。
その魂のまま「龍のパワー」を手に入れるとすれば、どんでもない、いわゆる「得度していない龍」、「荒ぶる龍」を手に入れてしまうことがあります。
そんな「氣」を手に入れてしまったら、己の怒りを最優先にして、人にそれをぶつけまくって傷つけたり、ひどい時は犯罪に手を染めてしまう事も有ります。
つまり己の感情を制御できなくなります。
こんな恐ろしい事になる前に、人生で苦悩するその心に、ぜひ「ほとけ」を取り入れて頂きたいと思います。
「ほとけ」は決して、その人自身や他の人を傷つけず、「和ごう」に導いて下さるはずです。
 どうすれば「ほとけ」を心に取り入れることが出来るのでしょう。
観音様がいらっしゃいます。
観音菩薩は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)と言い、十界の中で実はすでに「ほとけ」のくらいにあるのですが、私達衆生のためにより身近にいて、いつもすぐ人の哀しみや危険に対処できるようにあるため、自ら菩薩のくらいにとどまっていらっしゃるのです。
そして観世音菩薩は、水と深いつながりがあると聞いたことが有ります。
龍神は水神とも呼ばれ、観音様によってその荒ぶる心を抱きしめられて、龍はその怒りを治めることが出来るようです。
だから龍は観音さまが大好きなはずです。
よく「竜頭観音(りゅうずかんのん)」という、龍に乗った観音様の絵を見ることがあるのは、それを描いていて、龍は心を穏やかにしてくれる菩薩である、観音様のお使いをしているのです。
「龍のパワー」だけに集中せず、自分の魂のステージを上げて、より良き龍と巡り合うためにも、人生そのものに、「ほとけ」を取り入れる努力が必要であると思います。
 画像は家の庭の、ぼけの実です。
ジャムを作ろうかな。
 今日のフィーリングは、倉木麻衣さんの「渡月橋 (とげつきょう)」、阿川泰子さんの「星に願いを(ピノキオ)」、菅田将輝氏 石崎ひゅーい氏の「糸」かな