新しい年を迎えました
新たな年を迎えまして5日めとなりました。
年末から寒さも厳しく、大きくなり過ぎた観葉植物(カポック)を重くて動かすことも出来ず、断熱シートで暫しの間包んでしまいました。
カポックには多少窮屈かも知れませんが、花瓶の水が凍るほどの玄関ではあまりに寒いはずです。
この「木」のようになったカポックは、手のひらに乗るほどの小さな鉢(380円くらいだったと思います)でしたが、今は二人がかりでも動かすことが難しいほどの大きな鉢に住んでいます。
この様になる間には、本当に身も凍るような寒い日々や、外に出したまましまい忘れて、灼熱の夏を通り越して日に灼けた葉を多く失いましたが、巨大になった今に至ります。
もう20数年以上家にいてくれました。
この大きく成長したカポックを見るたび、生きる勇気を与えられています。
人は誰でも幸せでありたいと思いますが、人生の中に不安や哀しみがない人など一人もいないことでしょう。
幸せになれるための「何か」があるのなら、どんな人でもそれを手に入れたいと思うはずです。
しかしながら幸せを手に入れられる「とき」は、人それぞれ違います。
一人の人間がこの世に生まれて来るとき、その肉体や精神に起こることだけが、その人生の全てではないと思います。
その人の「血の因縁」というものも、その人生に多大な影響を与えているのではないでしょうか。
色々な理由で皆が普通に出来ていることが、その人には出来ない場合、よく調べてみると「血の因縁」が理由であることも多いです。
先祖が、それが職業ではないのに動物を多く殺していたとか、遊郭に出入りする仕事をしていたとか、子どもが何人も亡くなっているのに供養していないとか、また神仏に仕える役がらをしていたとか、武士であったとか、その霊的なことを受け入れられず、神仏を拒否し続けていたのであれば、次の代その次の代になる程、肩の荷が重くなって行くはずです。
それを味わう人々は、流れてきた不運によって、不安や怒り、涙と共にそれを知ることが多いようです。
その時はさんざん苦しんで、涙して、もう「死んでしまいたい」と思いながら生き続けた人生を、転換して行くための「道」を見つけているときなのです。
「なんでわざわざ苦労しなくてはならないの?」と考えて、「嫌な場所」といったん思ったら、さっさと道を変えて行くこともあるでしょう。
しかし「本当の幸福」を一人の人間が手に入れるまでには、嫌になるような経験をした末であることが多いです。
その苦しみ、辛さや涙を超えたあとに来る「何か」が、その人の「本当の幸福」であります。
「本当の幸福」は人によって場面が違うものですが、それを手に入れたというときは、それまでの辛い経験による「暗い想い」を全て忘れ去っても良いと思える日です。
心穏やかな、人に優しくなれる日です。
それ故人生に降る雨や雪、吹きつける風などを恐れず、ただ心から「私は本当に幸せになりたいのです」と念じながら、生きてみることです。
辛いけれど人生が続くなら、その哀しみはけして「結末」ではありません。
明るい未来、幸せな未来を心に念じて、天を心に描きながら、また今年も生きて参りましょう。
画像は青森県青森市「新青森総合運動公園」の冬景色です。
雪には辛いことが沢山ありますが、この時期しか見ることが出来ない、清潔で美しく素晴らしい景色があります。
今日のフィーリングは、All That Jazz オール・ザット・ジャズの「めぐる季節」、岡崎体育氏の「深夜高速」、レミオロメンの「粉雪」、Tony Bennett トニー・ベネット氏の「Smile スマイル」かな