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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

カルマを知る日は 幸福への第一歩です


 この世で生き続けることは、様々な経験を経て時を費やしているのですが、その途上では誰でも必ず、悩みや苦しみのぬかるみに足を取られて、転んだりすることも幾度となくあるはずです。
それでも法的に罪を犯すことなく生きて来られた方々は幸せだと思いますが、そうでなく生きている方々もいらっしゃいます。
全てはその巡り合わせによって「それが生じてしまう」ようです。
人と人が出会って一つの家庭を作ったり、また仕事などの仲間を築いて行くときなど、多くの場合その人間関係が、一人の人間を変貌させていく「鍵」を持っているように思われます。
幸せになりたくて結婚して、それなのにひどい暴力を受けたり、友達と思っていた仲間から裏切られ、死に追いやられたりすることも、この世ではよく聞く事件の項目です。
 かつての事件でも、ヨガの習得から始まって宗教的な集まりに発展し、高学歴の頭脳明晰な若者たちが、その教祖的な存在の手先となって行き、大きな事件となった結果、その人生を破滅させてしまった事がありました。
何故有能な若者たちが、このような「悪魔」の思惑にはまっていくのでしょうか。
本当に困ることは、その「教祖」となった存在のものは、初めは人を苦しめてやろうとか、エリートを貶めてやろうとか思ったわけではないはずです。
それなのに人が集まり、自分が押し上がっていくと権力を持ち、そこに「増上慢」や「プライド」などが生じた結果、その人間の心にあったはずの「優しさ」や「弱さを知る知性」などを足蹴にして、その団体の唯一無二の「大極殿」に鎮座することになり、人々に無慈悲な命令や粛清の嵐を引き起こします。
そこに「悪魔」が入り込み、更に「人間」から遠ざかってしまうのです。
 かつての有名な独裁者たちも、恐らく自分が「非道なことをしよう」とか「人を地獄に落としてやろう」とか、思っていないことの方が多いと感じます。
自分の「イデオロギー」を成就させることに夢中になり過ぎて、やがて人を人とも思わなくなった結果、残虐な歴史に記録されることに至ったのでしょう。
誤解を恐れずに言うなら、「皆一生懸命生きた」のです。
しかしその「一生懸命」の方向が狂っていたから、人々を苦しみのどん底に陥れる結果を得たのです。
 それでは何故一生懸命生きて行動した結果が、その様な無惨なものとなってしまうのでしょうか。
それはやはり「カルマ」という言葉を除いては考えられません。
その苦しみを人に与えた人物と、苦しみを与えられた人々たちの間にも、それぞれの「カルマ」が存在して居た筈です。
「見るも因縁、聞くも因縁」そして「それを経験するのも因縁」なのでしょう。
「カルマ」という人生の難題に、目を背けてこの世を渡るのは、実は恐ろしい事なのかも知れません。
自分がどれ程の「カルマ」を持っているのかは、その人にとって全く未知のものだからです。
いつ人を傷つけたり苦しめたり、殺したりするのか分からないからです。
ただそのような恐ろしい事を回避するヒントになるものは、「先祖を知ること」なのだと思います。
先祖の生業(なりわい)、その行動や犯した罪などは、今となっては分からないことの方が多いでしょう。
そのためにはお墓参りをして、先祖と対峙し対話することが必要だと思います。
香りの良いお線香を焚いて、何年もお参りを続けていくと、いつかそのカルマが何であるかを知るときが来るかも知れません。
そのカルマが何であったのかを知る日こそが、本当の幸福へ向かって歩き出す最初の日だと、私は思います。
 画像は青森県三沢空港の、送迎デッキから見た飛行場です。
今日のフィーリングは、Aimer エメさんの「Ninelie 」、Sam Smith  サム・スミス氏の「 Writing’s On Wall ゥライティングス・オン・ウォール]、 同じく「Stay With Me ステイ・ウイズ・ミー」かな