世界が平和になりますように あなたが幸せでありますように
青森港に停泊していた「クイーン・エリザベス号」を見て、何故かこの船の舳先(へさき)の向く方向に、幸福が訪れる気がしました。
何かの乗り物がこの世に出現する時、それを作ろうとする方々の「人への慈しみ」が、必ずその何処かに存在すると思います。
少しでも早く人々を目的地に連れて行ってあげられることや、その乗り物に乗った時、何らかの心の癒やしを感じて欲しいとか、「若い方々にはこんな感じが合うのかな」とか、エンジニアや設計者、デザイナーなどの方々が、その心を砕いて知力を尽くし、そして結局それを利用する方々の安全を守ることが、その全ての一番高い場所に必ずあるものでしょう。
その慈しみの心によって、自分を研磨して得た知識、そしてそれを成し遂げようとする強い意志が、その列車を、船を、飛行機を、車をこの世に出現させたわけです。
それ故他のどんな乗り物にも、人々の「大きな愛」を感じ取る事ができます。
海の上の航行もまた色々なものとの関わりの上に、存在しているのでしょう。
海は様々な歴史を通って今に至ります。
例えば昔は供養した塔婆を川に流した時代があり、その流れはいずれ海に辿り着くことから、魂を大海に送るということでもありました。
長い歴史の中で、その他にも海で亡くなった方々も大勢いいらっしゃるはずですし、自分の愛する方々や大切なご先祖様の魂が海に集まっているような季節もあります。
船はその状況の中を、その船に乗った人々の安全を守りながら航行しています。
クイーン・エリザベス号を見た時、その人生の厳しさや辛さに負けず君臨なさった、女王陛下の思いと愛がその名の威厳と共に、そこに宿っているように思われました。
「God Saved The Queen ゴッド・セイヴド・ザ・クイーン」(神は女王陛下を守られました)
世界中の乗り物は、本来人を幸せにするために作られるべきだと思いますので、戦いに使われる車両や飛行機や船などが、完全な休息、永遠の休息を取ることが出来る日が待ち遠しいです。
画像は青森港で出逢った「クイーン・エリザベス号」です。
素晴らしい思い出になりました。
今日のフィーリングは、長渕剛氏の「Close Your Eyes クローズ・ユア・アイズ」、Oceans オーシャンズの「Where Feet May Fail」、Journey ジャーニーの「My Love マイ・ラヴ」かな