今日は怪談です、夜中の閲覧注意ですね
昨日の朝、母が、男の人が首を吊っている夢を見たそうです。
「これ、あなたが前に行ったコンサートの時の事じゃないかしら」と言っていました。
その時私ははっきり思い出した事がありました。
今から20年以上前、私はある場所でのジャズコンサートに行きました。
その場所は家から遠かったので、日帰りは無理だと分かり、当日宿泊の予約をしてみました。
確か、初秋のころだったと思います。
どこも満室で、三か所目のホテルでは、一つだけ部屋が空いているとのことで予約を入れました。
チェックイン後部屋に入るとすぐ、観音像とお守り群を置いて、お水とお菓子を供えて、また周辺の霊のための分も供えました。
これは、いつも私が宿泊する時に行う事です。
初めに「出して」しまわないと、夜中に「出て」こられては困ってしまいます。
その日はどこのホテルも空いていないほどなのに、その部屋がたった一つ空いていて、しかも壁の半分以上が窓になっていて、何とも眺めの良い素晴らしい部屋でした。
「なんでこんな素敵な部屋が空いているのかしら?」と思いながら、いつもよりなお一層力強くお経をあげました。
すると左側の天井から「下がっているもの」がありました。
それは首を吊った若い男の人でした。
「やっぱりそうか」と思い、その人の為に冷蔵庫から地酒を取り出して(備え付けの冷蔵庫に地酒が入れて在りました)、お菓子とお茶も煎れてあげました。
「夜中に出て、脅かそうと思ったか?」と問いかけました。
私自身も、お酒を頂き暫く会話しました。
これは、霊と酒を酌み交わしたというのでしょうか?
やがて「変な客」と言って消えて行きました。
それから少し酔ったまま、タクシーでコンサート会場へ行きましたが、部屋に帰ってから、夜中にその人が現れることはありませんでした。
翌朝チェックアウトの際に部屋番号を伝えると、男姓と女性のフロント係が、明らかに青ざめて互いに顔を見合わせました。
「ああやっぱりそうか」と思いながら、「出たわよ!」と言いたいところでしたが、「お世話になりました」と言って静かに帰ってきました。
フロントのあの様子では、その部屋はスペシャルな場所だったはずです。
言わなくても分かっていたでしょう。
実際は「お世話させて頂きました」と言いたかったです。
今までそのことは忘れていましたが、あの時の方が、「私のことを書いて良いよ」と言ってくれたのかなと思っています。
前日からあまり調子が良くなかったので、その人のお陰で書くことが出来て助かりました。
心より感謝致します。
画像は心と心が寄り添える願いを込めております。
今日のフィーリングは、おうちおんがくさんの「中秋の名月」、柴崎コウさんの「月のしずく」、Keiko Lee ケイコ・リーさんの「Fly Me To The Moon フライ ミー トゥー ザ ムーン」かな
9月29日(金)は中秋の名月ですね。
私は毎年お月様に、ススキとお団子とお酒をあげます。
お月様の光は月光菩薩ですね。
暗い夜道を照らしてくれるのは、とても助かり、有難いことです。
月は自ら光るのでなく、照らされて光ります。
その奥ゆかしさが好きです。
太陽の光は日光菩薩です。
そのパワフルさに、心の陰りまで照らされて、人はそれを取り去る力を得ることが出来ます。
薬師如来の両側にいらっしゃる仏さまたちで、どちらの仏さまも、人をそれぞれのやり方で癒して下さいます。
皆様にお願いですが、宿泊先などで私がやったようなご供養は為さらないで下さいませ。
霊と酒を酌み交わすなど、「何やら楽しそう」とは思わないでくださいね。
その様な時は、私も命がけです。
危険ですので くれぐれもお気を付けくださいませ。