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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

続 今日はお金についての話です


 先日、「人がお金を沢山持つことは、危険なことですか?」という質問を頂きまして、再び「お金の話」となりました。
お金はこの世で生きて行くのには、不可欠なものです。
それによって多くが解決されることも、確かだと思います。
そのためお金に対しては、救世主に対するような感情を抱いてしまったり、この世を渡るための大切な武器のように、それが無くては不安が生じてくるのは、無理も無い事です。
 それでもお金にまつわる、良くない因縁がある事も事実です。
無理やりそれを手に入れてしまった時、大きな病気をして治療費に消えて行ったり、事故などのトラブルで大金を失う例もあるようです。
それは大きなお金を支える、「徳」の準備が出来ていない状態であったのかもしれません。
 お金を持てば持つほど人の心が変化し、他人に対しての態度も変わってくることが有るでしょう。
それによって不徳を積むことが恐ろしいのです。
「因果応報」と言って、「天に向かって唾を吐くと自らに降りかかる」ようなことです。
人々は誰でも天の下にいます。
人から理解されず、蔑まれて来たような人々であっても、その範疇に存在するのです。
つまり天が送り出した人々に対して、馬鹿にしたりないがしろにするような行為は、とても失礼であり、それは正に「天に唾をはく」ような事だと思います。
 ジョン・ロックフェラーというアメリカの実業家、また石油王と呼ばれた人がいます。
有数の富豪ですが、キリスト教・バプテスト信者で、生涯人々のために慈善活動を行った方です。
いわゆる商売敵からは、諸手をあげて賛同はされないかも知れませんが、多くの人々を助けて、長い間この世に富豪のまま存在することを許された人です。
 この方は本当に貧しく、自分でお金を使うのも大変な学生時代から、募金箱にほんの少しずつでもお金を入れていたそうです。
生涯慈善活動をして、多くの人々を助ける事に貢献したと聞いています。
それは「その時の状況下に於いて出来る、人に対しての志」を保ち続けた人であったと言えるでしょう。
 この様に、人に対する志を保つためには、自分の行いを振り返る日々があった筈です。
そういった悔悟や理解がその人の「徳」となって行きます。
大きなお金は「徳を持って制する」ことが出来ると思います。
そういった「徳」を持った人は、大きなお金の中から他の人を助ける事も知っています。
それが出来る人は、「人に対する施しをする」というよりも、己の心の中の「愛」を保ち続けている証拠を持っていると思います。
世界を手に入れた様な有名な方々が、苦しかった昔の生活を忘れないようにしていると、時折聞いたことがあります。
そういう方々は自らの心を守るため、倹約の修行時代のことを忘れないように、戒めていらっしゃるのではないかと思います。
 人は大金を持つと、皆不幸に陥るわけではありません。
大金を所有しても、揺るがない丈夫な支えを持っている人は、不幸にはならないと思います。
その「支え」とは、他の人の存在を尊重し、自分が何か出来ることを知り、行動することです。
これは「徳を積む」事です。
大金は「徳」を持って制する事を忘れなければ、たくさんのお金を得ても、心も変化しないでしょう。
皆様も「本物のお金持ち」になってみましょう。
画像は「八甲田山のススキのある風景」です。
今日のフィーリングは、Jan・Hammer ヤン・ハマー氏の「Crokett’s Theme for Maiami Vice saundtrack クロケッツのテーマ 」、Madonna マドンナさんの「Papa don’t Preach パパ・ドント・プリーチ」、Shakatak シャカタクさんの「Slinkyスリンキー」かな