何という日でしょう!!2
随分前の事ですが、時間までに行かなければならなかったある日、車を走らせていたら、狭い路地から物凄い速さで白いネコが走って来ました。
右側の前輪に当たったのを覚えています。
「ネコ轢いた~っ!」と叫びました。
バックミラーに、道路の真ん中で動かなくなっているネコが映っていました、
急いで路肩に停車して、ネコのところに走って行きました。
血も出て居なくて、内臓を損傷した形跡も有りませんでした。
それでも当たった時の衝撃は凄かったはずなので、「きれいに死んだのね」と思い、持ち上げると手足がぷらりと下がって動きませんでした。
まだ、かつて生きていた時のままの温かさです。
車の助手席の下に置いたのは、病院へ連れて行こうと思ったからです。
このままあの場所において置けば、きれいな死体のままではいられないかも知れません。
そうしてまた車を五分くらい走らせていたら、左の視界に「シュッと」黒い塊が後部座席に跳んで行ったのが見えました。
「何だかイヤだなあ」と思って、助手席の下を見ると何にもいないのです。
「エ~ッ?!」と思いながらバックミラーを見ると、三角形の耳が、後部座席のヘッドレストの上から出ていました。
「ギャアーッ!! 化け猫~!!」と叫んだら、驚いたネコが「フ~~~ッ!」と恐ろしい威嚇をしてきました。
跳びかかって来るのではないかと思い、本当に恐ろしかったです。
何故気絶しているという可能性を描けなかったのでしょう。
死んだものとばかり思いこんでいました。
思い込みは恐ろしい結果を招く事を学びました。
あらん限りの威嚇をしていたもので、元の場所へ戻り、ネコを解放しました。
「私は誘拐された」と思ったのでしょうか、車のドアを開けると弾丸のように走って行きました。
その翌日同じ場所を通ると、路肩をてくてく歩く「あの子」が居ました。
「コラッ!」と言いながら通り過ぎ、何故かその翌日も会いました。
「コラッ! コラッ!コラッ!!!」と言いながら通り抜けました。
動物たちが突然道路に跳びだして、酷い目に合わない様に、ただ祈るばかりです。
画像は紅葉の八甲田山です。
今日のフィーリングは、斉藤和義氏の「天使の猫」、岩崎宏美さんの「思秋期」かな
先ほど、同じ文章を書いていました。
編集では文字が反映していたのですが、ブログに公開されない状態でしたので、もう一度書きました。
不思議なアクシデントです。