ある日の臨死体験
ある秋の日、彼岸が近いころでした。 本を取りに二階に駆け上がると急に胸が苦しくなり、私の視界がどんどん下の方に降りて行き、床のあたりまで来て上を見上げると、佇んでいる自分の姿を見ました。 つまり私が寝ころんだ状態で、そ […]
ある秋の日、彼岸が近いころでした。 本を取りに二階に駆け上がると急に胸が苦しくなり、私の視界がどんどん下の方に降りて行き、床のあたりまで来て上を見上げると、佇んでいる自分の姿を見ました。 つまり私が寝ころんだ状態で、そ […]
私の家にはかつてチワワがいました。 名前はジョーイという男の子でした。 時々私の心に影が差し始めると、飛んできて顔中なめ始めます。 あまりの攻撃に、何が心を不安にさせていたのかを忘れるほどでした。 ある夜のこと、家族 […]
この世の迷いと悟りの全世界を十種に分けたものが「十界」であり、それは「地獄界」「餓鬼界」「畜生界」「修羅界」「人間界」「天上界」「声聞界」「円覚界」「菩薩界」「仏界」です。 人は死後この中の六道、「地獄界」から「天上界 […]
人は誰かと話をするとき、対面する相手の肩越しにいる2種の者と、対面する人自身を含めて、3人の者と話をしているのだと言われています。 1人目は対面する人です。 この人は以下の2,3の人に時折翻弄されることがあります。 […]
お墓参りの後コンビニエンスストアに立ち寄った時、出会ったレジの女性がとても素敵な方でした。優しい笑顔、思いやりのある話し方、心の中に深い慈愛があるような品格のある方でした。 「雨で冴えない日かなあ」と思っていたら、1日 […]
「この病気は今の医学では、予後五年くらいと思って下さい」 今から四十五年前、私が十七歳の時でした。膠原病と診断されたとき、主治医に言われた言葉です。絶望の夏でした。 それまでの私は、英国留学をしたくて、一生懸命勉強してい […]
新年を迎え、これから出会う人々や事柄にいかに心を尽くして対応できるか、思いを馳せております。 人の人生を観ることを長い間やってきたはずですが、新しい名前で社会に出るにはまだ日が浅いもので、「少し緊張しております」という […]
世界中がクリスマスとなりました。私は仏教徒ですが、聖なる方の生誕をお祝いすることに、やぶさかではありません。 私はかなり厳格な仏教徒の家に生まれましたが、学生時代はキリスト教系の学校に通っていたことがあります。朝登校す […]
四年ほどアケビ細工を学んでいますが、いまだに無残な作品も多いです。才能の問題はあるのかもしれませんが、手から伝わる自然のエネルギーと、上手く調和できていないのでしょうか。 いつか相談にいらした方を見てみると、その家の玄 […]
ある日、ぬいぐるみが汚れているのに気が付いて、クリーニングに出そうとしたら、それが森の妖精だったことを思い出しました。葉っぱの上着を着て、紐の先にも葉っぱが付いています。 ずっと昔から、それをかなり可愛がっていました。 […]