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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

信頼を受けるという幸せが大切です


 その人生が成功であったかどうかは、何によって基準を定めるべきかを考えた時、この世で財を成すか学問を修めるか、仕事のうち技術やセンスなどでこの世に知らしめられることか、色々な基準があるかも知れません。
それぞれに自分の努力、尽力や苦難があった筈で、それはその人の人生を賭けて来たものなのでしょう。
そしてそのどれに於いても、一個の人間の思想や信仰など、「心の持つ力」がその人を導いて来た筈です。
それぞれに素晴らしい事であると思います。
 それでも私は、人間として「その人がその人生に於いて、人から信頼を受ける事」がやはり一番大切なのかと思います。
もちろんその人がこの世に於いて評価される時は、その人となりも評価されている筈ですので、当たり前と言えばそうなのかもしれません。
 例えば自分に欲しいものを買うお金が無いとき、時折人は過ちを犯すことが有ります。
店頭に在るものを代金を払わず持ってきたり、人が幸せそうに見える時、激しい嫉妬の念を持ち、自らの魂を曇らせてしまったり、自分が不幸であると感じた時、そのはけ口として弱い立場の者を踏みつけたりしようとすることも有るようです。
そういった事柄のどれもが、その人の存在を貶める(おとしめる)事だと気づかないで、生き続けたとしましょう。
その結果は必ず、思いもよらない惨めなものとなる筈です。
店頭に在るものや、人が大切に持っているものは、自分に与えられたものではないのです。
その店にお金を払って受け取り、また人からそれを頂いて初めて自分のものになります。
その順序を無視しては、絶対に人から賛同を得られないでしょう。
 そしてまた自分が不幸だと感じる時、他人を慈しむ余裕を失う事は、理解は出来ますが、心のはけ口として「他人の幸せをもぎ取ってやりたい」などと思うのであれば、それはその人格を酷く貶める事になります。
何故なら人の幸せを壊したからといって、自分に幸せが来るわけでなく、自分も他人も一緒に不幸に堕ちて行くだけです。
「自分が不幸なのだから、他人も幸せになることを許さない」と言うなら、もはや人間の域を逸脱して、魔物の世界に入ってしまったと言えるかもしれません。
辛苦の時をじっと耐えながら、「人として正しい道はどちらなのか」と考えながら生き続けた時、「あの人ならこんなことは絶対しないだろう」、「あの人ならこれを任せても大丈夫」、「あの人なら信頼できる」、という人々の賛同を得られると言うのなら、例えばその人がお金持ちでなくても、難しい学問を修めて居なくても、何かの分野で有名人にならなくても、その人生は大成功だったと言えるのではないかと、私は思います。
何かを耐え忍ぶことは辛い事ですが、それは天の目から見ればとても美しいことであり、その人の「霊格(魂の格式)」を高めて行く道であるように思えてなりません。
いつか霊格が上がる時には、「本当の幸福」に心が満たされるものなのです。
その時人には、「生きて来て良かった」と心から思えるはずです。
 画像はあけび細工教室の、先生のお庭に咲いたツツジです。
見事に成長して綺麗でした。
今日のフィーリングは、Milet ミレイさんの「Who I Am フー・アイ・アム」、大橋純子さんの「Ride On Time ライド・オン・タイム」、Al Di Meola アル・ディ・メオラ氏の「Cafe 1930(LP Version )かな