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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

本当の純粋とは何でしょうか

 
 三才くらいまでの子は、仏壇に鎮座出来るほどの純粋な心を持っていると、聞いたことが有ります。
何の策略も無い心は、おなかが空いたり心地が悪い時に、泣いて表現するだけです。
アダムとイブが知恵の実を食べてから、私たちはずっとこの「知恵」の問題を、心の中で「武器に使ったり」「自己反省の題材」として考え続けて来ましたが、三才くらいまでの子はきっと、楽園にいる権利もある事でしょう。
「知恵」を持つと何だか油断ならないものが、その人に備わると多くの人は考えるはずです。
それはその人の人間性が純粋な美しさを失って行くような変化が現れ、そこから始まる人生に於ける様々な人間同士の苦難を予感させる気がして、嫌になってしまうのかも知れません。
 しかしながらこの「知恵」が無いと、世の中を渡っていくことが困難です。
先人の作って来た規則や常識の中で、自分の経験や学問や先輩たちの言葉などからも、知恵を磨いて人の間を泳いでいきます。
そういう事で、人のあり様を学ぶ事はとても大切なことだと思えます。
「人のふり見て我がふり直せ」という言葉が有りますが、人の行いや言葉を観察して自分の行いの中での「学び」と考える事は、この世で生きるためにも必要であるはずです。
 仏教では知恵を付ける事を肯定的に捉えているようです。
人が様々な苦難に遭った時、「知恵」が灯明のようにその人の行く道を照らすように感じられます。
沢山の人生経験から「知恵」を付けて、それを用いて「人を傷つけないように、迷惑をかけないように」 気を配りながら人生を渡る人は、素晴らしい人ではないだろうかと思います。
全てを知り尽くしても、知恵をずる賢く使うのでなく、「人の為に、世のために」という言葉たちを魂の何処かに残しているのなら、その人こそ本当に純粋で美しい人に違いありません。
 画像はあけび細工教室の先生の、広いお庭に咲いたチューリップたちです。
凄く美しいものを見てしまいました。
今日のフィーリングは、夏川りみさんの「童神~ヤマトグチ~」、手嶌葵さんの「こころのままに」、ナオト・インティライミ氏の「Brave ブレイヴ」かな