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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

続仏に対しては人と同じくすることも大切です


 修行の最後の日、二十一日めの朝でした。
仏壇の前に、白いシルクのような衣服をまとった老人が現れました。
杖を持った仙人の様でした。
斜め後ろからその人を見ていたら、右側に網代笠を被った僧侶が立っていました。
「この人はなかなか見ることが出来ないのだよ、でもお前の家族の誰かがこの人と同じ人を見ている。そしてお前は聖書も学びなさい。私が言うのだから間違いない。」と言った途端、全てが目の前から消えました。
僧侶が「聖書を学べ」と言うなんて、一体私は何を見たのかと自分を疑いました。
私は子供の頃から法華経を学んでいて、それを信じ続けて居ました。
法華経は私にとって、生きるためのエネルギーでした。
この経の教えが無かったなら、私は生きて来られなかったと思います。
ただ、学生時代何故かミッション系の学校へ通って、聖書を学ぶうちに、その教えは違和感なく、心に沁み入って来たのは覚えていました。
それでも学校から離れて暫くすると、疎遠になって居たのです。
その朝に、僧侶から勧められるとは驚きました。
 やがて東京も梅雨の季節を迎えた頃、頭が痛み始めました。
痛みは日に日に増していたのに、一週間くらいで突然無くなりました。
そして三日後に、今度は胸が押し潰されるように痛くなり、
息をして肺が広がるたび痛みが増幅したのですが、やはり一週間くらいで痛みが無くなりました。
更に三日後に今度は左側の腰の辺りが痛み始めました。
このあたりで八戸に帰ってきました。
 痛みは酷くなりましたが、何故か私は大きな病院に行きたくなかったのです。
痛み止めも効きづらくなったある日、絶望しながら天井を見ていると、寝ている和室のふすまが開いて、鳥が次々飛んできては天井に消えていきました。
どの鳥も皆んな、かつて家に居た子たちでした。
 最後に大きな白いオウムが、私の枕の所に飛んできて、左肩からその頭をねじ込んで、私の身体に入ってきたように感じて、「わぁーっ」と驚いた瞬間、「病院へ行かなくては!」と自分で叫んだのです。
 痛みはかなり激しく、痛み止めもほとんど効かなくなっていました。
それでも何故病院に行きたくなかったのか解りません。
あまりの痛みと苦しみの中で、判断力が失われていたのでしょうか。
その白いオウムや他の鳥たちも、私の心を正しく導いてくれたのだと思います。
やっと入院しても、私のせいで処置が遅くなったので、色々な方々にご迷惑をお掛けしました。
 それは血栓でした。
腎臓に血栓が現れ、私がいつまでも病院にいかなかったので、壊死して無くなってしまいました。
酷い痛みはそのためでした。
 あの女の霊が言った「二つあるものは一つ取られる」は、その通りになりました。
 画像は家の小さな庭に咲いた、大きなシャクヤクです。
今日のフィ−リングは、Yesイエスの「危機Close to the Edgeクロース トゥ ディ エッジ」、Blue Oyster Cultブルーオイスターカルトの「Then Came The Last of Mayゼン ケイム ザ ラスト オブ
メイ」、米良美一さんの「もののけ姫」かな

この話は次回に続きます。