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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

人生を諦めるのは勿体ないです

 人生の重荷のようなものに勝てないような気がして、何もかも放棄したくなる日があります。

何も考えず静かな日を過ごしてみたくなるときは、そのまま時をやり過ごして、例えば目的地を持たず、ただ外を歩いてみることも良いのかもしれません。

自分が一番心地よいやり方で時を費やすのなら、心も少しずつ開いて行けるかも知れません。

 それでも人はある時、自分ではどうすることも出来ないような重い空気が漂うことに、耐えられなくなることがあるでしょう。

しかしどんなときが自分の前に訪れたとしても、自らの人生を途中で放棄してしまうことは、とても勿体ないと思われます。

人の人生に付きまとう「カルマ」と言われるものは、抗うことが難しく、ある時自らを闇に追い込んでしまうことがあるのは、その「カルマ」の中にはその人の「敵となる強い力」も含まれているからです。

先祖からの悪縁である「負の遺産」を背負って、崩れ落ちてしまいそうな日に、自分の人生を途中でやめてしまおうとするときの多くの場合、それは「自分自身の本当の心」からのものではありません。

その「自分自身」の本当の心は、「幸せに、生きていきたい」のです。

それなのに色々な障壁となるものばかりに囲まれたように感じて、その苦しみからの出口がみつからなくなってしまうのは、多くの場合「カルマ」に付いてきた、その人に「幸福」や「成功」を与えたくないと思っている悪い霊、悪霊や悪因縁という者たちである可能性があります。

怒りに満ちていた心や、自己を否定してしまう狭まった心が、お線香数本で、驚くほど回復することがあるものです。

「神仏を信じる心」とは、前にも書きましたが、「神仏にすがって助けてもらおう」という心ではなくて、自分が直面する難題と向き合う勇気を、得られるところまでの修行を志すことです。

 人生の途上で、生きることを諦めるほど勿体ないことはありません。

カルマは簡単には砕波されず、ほぼ一生のみならず来世に、事によったらその次にまで及ぶのかも知れないといわれています。

この世に生まれたその日から、その人にとって辛い、哀しい、心満たされない「何か」が、その人の周りに訪れますが、ある年齢まで生きたということは、そのカルマを少しずつでも修行してきたことになります。

辛ければ辛いほど、悲しいほど、苦しいほど、生き続けているとすれば、その段階でのカルマを抜け切ったことになります。

知らぬ間に「修行」のステップを、登ることが出来たことになるはずです。

 そのステップを越したにも関わらず、人生には更に強い逆風が吹くこともあります。

それが辛いのはとてもよく分かります。

しかしながら、そこで「もう無理!」となってしまったら、今まで修行した事がすっかり無に帰してしまいかねません。

またこの世に生まれて来るときには、一から始める覚悟をしなくてはならないでしょう。

苦しみや難題の「もうこれ以上超えられないよ」と思えるような状況は、それをどうにかして自分の心が超えた時、何か大きな力強い意志が産まれて来るものです。

その「意志」こそ、人生を突き進むための魂の武器となります。

努力して辛いことにも耐えてきたのに、それを全て奪われる様な現実に直面した時、「もうこの人生はこれで終わってもいいのだ」と思うのは、勿体ないことです。

その超えがたい様に高く積もった、惨めさや悲しさや憎しみに満ちた、心の瓦礫(がれき)のように思われるものの向こう側に、実はその人が本当に見るべき景色、そして生き続けて本当に良かったと思える、心の境地があります。

心が固まってそこから出られないと思う時、お題目「南無妙法蓮華経」を何度もあげてみて下さい。

その時お日様の光が空にあるのであれば、コップ一杯のお水とお香など良い香りのするものをそばに置くと更に良いでしょう。

何宗何派、また何教でもこれは有効です。

心より進言致します。

なぜそうすると良いのかは、私もいつの日かそれについてお伝えしたく思います。

 今日もここまで読んで頂きまして、どうも有難うございました。

心より感謝致します。 

画像は青森市の港で出逢った、海の女王陛下です。

Queen Elizabeth (クイーン・エリザベス号)でした。

驚くような大きさと美しさで、この船が大海原を航海する様子は、きっと威厳と優美さに満ちているのだろうなと思いました。

私にとっても思いがけなく、なんて素敵な日だったことでしょう。

今日のフィーリングは、加治ひとみさんの「ラヴソング」、サカナクションの「フレンドリー」、川井憲次氏の、映画「イップ・マン」オリジナルサウンドトラックより、「葉問 IpMan(イップ・マン)」かな