〒039-1109 青森県八戸市豊崎町中谷地43-2
0178-27-6862
営業時間10:00~17:00
定休日月曜日・火曜日
瑞光天とは- about -
瑞光天とは

今日のフィーリングは

 音楽が私達になかったら、「この世は闇である」とは、多くの方々の思う所でしょう。

若い頃から私自身も、音楽なしには生きて来られなかったように思います。

明るく静かな部屋の中で、風の音を聞きながら文字を書いている日などは、そのままでも心地良いものですが、私は文章を書く時には音楽を聴くことも、それをBGMとして部屋に流すことも出来ません。

何故ならどんな音楽にも魂が入っているように感じ、私自身がこの五感で感じること、ひらめいた言葉たちを表現できないほど強い「何か」、を発して来るように感じることが多いからです。

音楽を創るということの中にも、天から降りてくるエネルギーなどを受け取り、結果としてそれを表現している事が多いのではないかと思います。

それ故心に響く音楽ほど、それを創った音楽家の世界に引き入れられ、そうなると自分自身の世界を主張することが、出来なくなってしまうのかと思えます。

 私はかつて詩を描いていたことがあります。

その時に詩作を指導して下さった先生が、「言葉を創ることは、音楽の一節には敵わない」とおっしゃっていたことを思い出しました。

その時は「そうなのかな?」と思いましたが、音楽の流れの中に、人は様々な絵画を見て、詩作を見て、人生を観ることが出来ます。

もちろん絵画にも詩作自身にもそのようなものを受け取る瞬間がありますが、音楽はそれを人に与えるスピードが違うように思えます。

自分の感覚から入って来るメロディーに、とても素敵で陶酔に近いものを与えられた時、それは人の五感から別次元にその魂を浮き上がらせ、肉体と魂が必ずしも同次元ではない状態にあることに、違和感がなくなります。

その時人は,いったい何処にいるのでしょうか。

私はその時人の魂は、肉体から離れてほんの些細な旅をしているようで、またその旅の中で、私達が直面している現実社会での苦しみも一時切り離され、人は癒やされているのではないかと思います。

 子供の頃から体が弱かった私は、数え切れないほど点滴を受けてきました。

子供の頃は「ぽとんぽとん」と落ちる水玉を見ているのは面白かったけれど、大人になっていくに従って、「何か面白いことは無いのだろうか」と思うようになりました。

テレビは面白いですが、私にとって映像で入ってくるものは疲れてくるので、聴覚から入って来る世界に心地良さを感じるようになりました。

何故か調子よく年月が流れているときに病気になったりして、努力の目標が明確な時ほど絶望感は酷いものでした。

その時気に入った音楽を聴いていると、自分の惨めでつまらない現実が、その音楽によって絵画になったり、「私の歌」となったり、詩作となって行きました。

こんな状況であるときの絵の構図、色彩、物語の焦点、それを知らぬ間に口ずさんでいたり、様々な言葉が心に降りてきました。

その言葉の一節が何十年も心に残っていて、ある日詩を描いたとき、ジグソーパズルのピースのように、そこにピッタリはまったのは不思議でした。

この詩を書くための、「言葉の一節」だったのだと分かりました。

 音楽があったなら、そんな「つまらない時間」も、大切な宝石のようなひらめきを与えてくれる、「大切な時」に変わっていったのを覚えています。

ブログの最後の「今日のフィーリング」にある曲たちは、病気で点滴を受けているときのように、あまり動けない中でも、私をたくさん癒やしてくれた多くのものです。

また車を運転して楽しかったときに、聴いていたものもたくさん含まれています。

皆様の心も癒やされたり、勇気づけられたり、刺激を受けたりする時間であったら良いなと思いながらの、私の推しです。

楽しんで頂けることを祈っております。

今日も読んで下さってどうも有難うございました。

 画像はあけびつる教室の、先生のお庭のチューリップです。

これがもうじき「ポーン」と開いて、「春が来てますよー」って言うことでしょう。

花の色は赤なのかな?楽しみです。

 今日のフィーリングは、Beverly ビヴァリーさんの「A  NEW  Day  ア・ニュー・デイ」、川井憲次氏の「聚・散 Fade  フェイド」 映画イップ・マンオリジナルサウンドトラックより、Herb Alpert ハーブ・アルパート氏の「Rise  ライズ」かな