今日はお金についての話です
お金はこの世で生きて行く上で、命の次に大切だと思う方も多いでしょう。
食べ物を買うにも生活必需品を買うにも、生活の基盤に必ずそれなしには、人は生きて行けません。
多くの場合その為に人は、働いていることでしょう。
生活に必要な金額を手に入れて、何とか生活できるだけでなく、「心豊かに暮らしたい」、「人に差を付けたい」、「心の求めるものを手に入れたい」など様々な希望の故に、お金を稼ごうという意思が生まれてきます。
人は多くのお金を手に入れれば、心の大部分が満たされるように思うのかもしれません。
しかしこの「お金」と言うものがどれほど恐ろしい物なのか、理解するのが難しいかも知れません。
大きなお金が入った場合、それは災いも同じように入ってくる可能性が在ると言います。
お金は多くの人々の人生を巡って、誰かのもとにやって来ます。
その中には心正しい人ばかりでなく、魔者に近い様な人もいて、その人が他人の命を奪って手に入れた様なお金も巡って来るのです。
そして又、お金が人の手を離れる時、その人の残念に思う気持ちがそのお金について回ります。
多くのお金を手に入れるという事は、その重たい因縁も手に入れてしまうと言うことです。
そして大金の故に、多くの人は心に変化を及ぼします。
物を大切にする心を失い、わずかなお金のために努力奔走する人々を、細かく見始めることも有るかも知れません。
表面では知らぬ顔をしながら、「この貧乏人が」と心であざ笑う人もいるかも知れません。
そうなって行く人々は、だんだん天から見えない場所に赴いていることに、気付きにくいのです。
そしてある時何かの巡り合わせでお金を失って、飽満に慣れた心持は惨めさに耐えきれず、命を失ってしまう可能性もあります。
お金に苦労した人は、長い間生活に必要なお金を稼いで、倹約努力に生きた方々にしか分からない、他人の辛さや哀しみを理解出来ることに至るわけです。
それはけして「惨めな人々」ではなく、「天の教育を受けている人々」と言って良いと思われます。
倹約の日々の中に、お金の使い方を学んでいるのです。
しかし気を付けなくてはならない事があります。
難しい事ですが、お金がないときに、心を平らかにする努力も忘れないことです。
お金を持っている人を妬んだり、「苦しめてやろう」と思うなら、「倹約の努力」と言う徳を積んでも何にもなりません。
生活が苦しいときは、まさに修行の時を過ごしています。
その中から何を学ぶかと言うと、お金が無い時に陥る他人の心持を理解し、人生に生かすことです。
その様に修行した人は、お金を手に入れたとしても、人の顔を札束で叩くようなことはしないはずです。
つまりそういう人は、「他人のプライドを傷付ける行いとはどんな事か」を理解しているからです。
そういう方々には、いつか大きなお金が現れるかも知れません。
その日々が来たら、お金に苦労した日々を決して忘れないことです。
「貧乏」もまた、人にとって無形の財産かも知れません。
画像は「何か特別なものを感じた雲」です。
今日のフィーリングは、Perfume パフュームさんの「Tokyo Girl トーキョー ガール」、音楽猫さんの「姉さんの恋」かな