新しい年となりました
新年となりましたが、「おめでとう」とは言い辛い諸々が生じているこの世です。
日本の国では、涙を止めることもできないほど辛い事が起こりました。
この度被災された方々は、とてもお辛い事と思います。
そのことを知った多くの方々も、本当に心も体も崩れ落ちそうな気持であると思います。
心よりお見舞い申し上げます。
どこかでの戦いは終ることもなく、ニュースを見ると、血だらけの子供たちが泣いています。
美しかった町並みは砲撃によって破壊され、歴史的遺産や人々の美しい思い出も、悲しみの流れの中でなすがままです。
正義とはいったい何なのでしょうか?
正義のもとに於いて、どれほどの戦いが行われて来たのかは、歴史の教科書の中で容易に探すことが出来ます。
正義は冷徹で厳格な規範の中に生きていると思いますが、「愛」が無ければ、それは恐ろしいモンスターに成長する恐れがあります。
正義を遂行するのに手段を選ばないのなら、巡り巡っていつの日か自分の身に、同じ現実を味わう日々が訪れてしまわないかと心配になります。
「愛」だけがやがていつか、人と人との分断のために、閉ざされた硬い扉を開ける「本当の力」を持っていることを、多くの人は知るべきだと思います。
しかし「愛」を保ち続ける事は、容易ではありません。
自分の人生がうまくいかない時、人に理解され無い時、それは心の中で「役に立たないもの」のように感じる日も多くあるからです。
冷えきった大地を、凍えながら歩く心境に似ています。
それ故、保ち続けようとするとき、大きな覚悟が必要です。
そしてその覚悟は何故必要なのでしょうか。
人に愛をもって接する努力をするなら、むやみに人の命を奪わず生きる事が出来ます。
そういう「愛」を他人から頂いたときは、生きていて良かったと思えるはずですし、他人の多くを認める事が出来ます。
そういう心境で人生を渡る時、自分の世界がもっと広がることによって、生き続ける本当の意味が分かり、生きて行く覚悟とエネルギーも生まれます。
何故ならそれは私たちに、「本当の幸せである自分の存在価値」を教えてくれるはずだからです。
画像は新春の飾り物です。
今日のフィーリングは、サカナクションの「新宝島」、久石譲氏の「人生のメリーゴーランド(インストゥルメンタル)」、ビリー・バンバンの「また君に恋してる」かな。